ないえごろうブログ

同音異義の探索

うがや ふきあえ ずのみこと

 文字霊日記・3226日目

 二枚舌で弥栄(いやさか)ホイホイ・・・
 舌禍で身を亡ぼすヒトビト・・・

 ↓↑
 乱絶=亂絶
  乱=亂
  舌=𤔔・・・統合する?
 「ノ+十+口」=「爫+龴+冂+厶+又」・・・?
 ↓↑
 乱=亂=釠・・・薍=艹+亂
 舌=𤔔=金・・・
 𤔔=𡡗・亂(乱)・𤔧・𢿢・𢿳・𤔲
   𤳞・覶・辭(辞)・𤕅・𤕌
 乱(簡体字新字体
 乨・乿・灓
 ↓↑
 薍
  薍=艹+亂
   源順『倭名類聚抄』
   荻に、「和名 乎木(をぎ)」
   小野蘭山『本草綱目啓蒙』
  「荻 ヲギ ヲギヨシトモ云
   古歌ニハ フミゝグサ ヤマシタグサ
        カゼキゝグサ トハレグサ
        ネカラグサ ノモリグサ
        メサマシグサ ツユヤグサ
        ネサメグサ カゼモチグサ
        と云」
   漢名の本来の区別
   芽生えを菼(タン)
   長じて 薍(ガン)・蒹(ケン)・薕(レン)
   穂が出たものを
       萑・雚(カン)
 アシ(葦・蘆・芦)
 と
 オギ(荻)
 は、形体も生態もよく似ている
 歴史的漢名では厳密に区別していない
 通称乃至混称
 芽生えを荻芽(テキガ)・食用
 雚(カン)・萑(カン)=オギ(荻)の意
 『礼記(内則)』
 肉の調理で
 巻いたり敷いたりする材
 日本
 ススキ
 薄木・薄・芒
 須々木・周々木・鈴木
 と同じく屋根葺きに用いた
     埜音(やね)
      ↓↑
     「付記合えずの見事」
 「うがや ふきあわせずのみこと
  うがや ふきあえ ずのみこと)
  鸕鶿草 葺 不合   尊」
 地神五代の5代目
 日向三代の3代目
 神武天皇の父

 ↓↑
 彦火火出見尊(火折尊、山幸彦)の子
 母 豊玉姫
 『先代旧事本紀
 異母弟 武位起命
 ↓↑
 叔母  玉依姫
 との間に
 彦五瀬命
 稲飯命
 三毛入野命
 彦火火出見尊神武天皇
 を得た
 父と末子は
 同名の
 彦火火出見尊
 崩じ
 吾平山上陵に葬られた
 ↓↑
 鵜戸神宮(宮崎県日南市)
 産屋の跡
 ↓↑
 彦  波瀲  武鸕 鶿草  葺 不合   尊
 ひこ なぎさ たけ うがや ふきあえず+の+みこと
 『日本書紀
 ↓↑
 天 津日高 日子波限 建  鵜葺草 葺不合 命
 あまつひこ ひこなぎさたけ うがや ふきあえず
 『古事記
 ↓↑
 彦  波瀲 武  鸕鶿草 葺不合     尊
 ひこ なぎさたけ うがや ふきあえず
 『先代旧事本紀
 ↓↑
 彦 瀲    尊
 ひこなぎさ+の+みこと
 『古語拾遺
 ↓↑
 『日本書紀
 鸕鶿草葺不合尊が誕生した産屋は
 全て
 鸕鶿(う)の羽を
 草(かや)としてふいたが
 屋根の頂上部分を
 いまだふき合わせないうちに生まれ
 草(かや)につつまれ
 波瀲(なぎさ)にすてられた
 母親の
 豊玉姫
 「彦波瀲武鸕鶿草葺不合
 (ひこなぎさたけうかやふきあえず)」
 と名付けたという。
 ↓↑
 「記紀」に事績記述はなく
      系譜上のみの存在
 ↓↑
 「した」・「げ」・「おと」・「をぎ」
 ↓↑
 たそがれ(黄昏)の
 軒ばの をぎ(荻)に
 ともすれば
 ほ(穂)に出でぬ秋ぞ
 下(した)に事とふ
 式子内親王
 『新古今和歌集
 ↓↑
 雲まよふ
 夕べに秋を
 こめ ながら
 風も ほに出でぬ
 荻の うへかな
 慈円
 『新古今和歌集
 ↓↑
 秋風の
 ややはだ寒く
 吹く なべの
 ↓↑ なぶ=並ぶ
      古事記 景行
     「日々(かが)なべて
      夜には九夜(ここのよ)
      日には十日(とをか)を」
      筑波の道=つくばの道(みち)
     「菟玖波」の・・・「未知」?
     「通句葉=蹲(つくば)」の未知?
      蹲=足+尊・・・足利  尊氏?
             あしかがたかうじ
        口+龰+酋+寸
        口+止+酋+寸
        口+龰+八+酉+寸
        口+龰+丷+酉+寸
        口+止+八+酉+寸
        口+止+丷+酉+寸
        シュン
        ソン
        うずくまる・つくばう・しゃがむ
        あつめる・あつまる
        ためらう・しりごみする
        蹲循(シュンジュン)
        低く据えられた
         手水鉢(ちょうずばち)
      ↓↑
      連歌の異称?
      日本武尊(やまとたけるのみこと)
      が
      筑波を過ぎて
      甲斐(かい)に着いた時
     「新治(にいはり)
      筑波(つくば)
      を過ぎて
      幾夜か寝つる」
      と歌ったのに対して
      御火焼(みひたき)の
      翁(おきな)が
     「かがなべて
      夜には九夜(ここのよ)
      日には十日を」
      と答えた
     「是を以ちて
      その老人を誉(ほめ)て
      すなはち
      東(あづま)の
      国の造(みやつこ)を給ひき」
      コレが連歌の初め・・・?
      「連歌弁義(1770)」
   ・・・双方問答で相唄った、ってコトが連歌
   それにしても
  「東国の国造=地方長官」任命とは?
   九夜(ここのよ=キュウヤ
           久弥・救耶・球也)?
   十日(とをか=ジュウニチ
          拾似地=足化)?
      ↓↑
    菟玖波集
    つくばしゅう
    南北朝時代
    准勅撰連歌集・二十巻
    二条良基
    が
    救済(ぐさい・キュウセイ)
    の協力を得て編集
    文和(ぶんな)
    五年(1356)
    三月付けの序文を有し
    冬から翌年の春に完成
    所収の作品
    『日本書紀』所載
   「日本武尊(やまとたけるのみこと)」
    と
   「秉燭者(ひともせるもの)」
    との唱和をはじめ
    奈良朝、平安朝、鎌倉の各時代を経て
    種類は
    付句(つけく)
    発句(ほっく)
    のほか、少数の
    雑句をあわせて
    総句数2190句
    鎖(くさり)連歌、百韻、千句、一万句
    などの
    長連歌
    そのうちの優れた部分を
    二句、付句として採用し
    まま
    三句、四句続きで収めてある
    作者名の明らかな者が約450名
    30句以上の入集(にっしゅう)者は
    救済、尊胤(ソンイン)、良基、道誉
    尊氏(たかうじ)、為家、善阿(ぜんな)      
 ↓↑   ↓↑
      なぶ=靡ぶ=なびく・耶靡台國
      なべて=全般に・総じて・一般に
 ↓↑
 秋風の
 ややはだ寒く
 吹く
 荻の うはばの
 音ぞ悲しき
 藤原基俊
 『新古今和歌集
 ↓↑
 西行(1118~1190)『山家集
 をじか(雄鹿)ふす
 はぎ(萩)さくのべ(野辺)の
 夕露を
 しばしも ためぬ
 をぎの うはかぜ(上風)
 ↓↑
 あたりまで
 あはれ し(知)れとも
 いひがほ(顔)に
 をぎの をと(音)こす
 あきの夕風
 ↓↑
 をぎのは(葉)を
 ふきすぎてゆく
 風の おと(音)に
 心みだるゝ
 秋のゆふぐれ
 ↓↑
 しも(霜)がれて
 もろく くだ(砕)くる
 をぎの は(葉)を
 あらく わ(分)くなる
 かぜの おと(音)哉
 ↓↑
 身にしみし
 をぎの おと(音)には
 かは(変)れども
 しぶく風こそ
 ゲには 物うき
 ↓↑
 荻の おと(音)は
 物おもふ われか
 何なれば
 こぼるゝ露の
 袖に おくらん
 釠
 𠃶・𠃹・𠃿
 𠦨・𠦸・𠧎(古字)
 𠧏(古字)・𠮗(古字)
 𡄹・𢮣
 ↓↑
 𢿢・𢿮
 ↓↑
 𤔐・𤔒
 𤔔・𤔦・𤔬
 ↓↑
 𤕅
 ↓↑
 亂=爫+龴+冂+厶+又+乚
   爫+龴+冂+厶+又+乚
   爫=爪
   マ=矛
   ム=私
   爫+龴+冂+厶+又・・・統合
   亂(みだす)
   亂(みだれる)
   亂(みだりに)
   恚乱・恚亂(イラン)
   怒りで心が乱れ、苛立つこと
   憒乱・憒亂(カイラン)
   心が乱れて落ち着きがなくなること
   惛乱・惛亂(コンラン)
   道理を判断できないために
   物事を乱すこと
   悩乱・悩亂(ノウラン)
   悩み苦しみ、心が乱れること
 ↓↑
 辭=𤔔+辛
 辤=受+辛
 辝=台+辛
 ↓↑
 覶=𤔔+見
 ↓↑
 𡡗=女+𤔔
 亂=𤔔+乚=乱
 𤳞=𤔔+田
 覶=𤔔+見
 辭=𤔔+辛=辞典・辞書
 ↓↑
 䜌+女
  娈童=被当作女性玩弄的美貌男孩
    catamite (boy as homosexual partner)​
    kept man
    gigolo(ジゴロ)
    ジゴロ(仏: gigolo
    女から金を得て生きている男
    女から金を巻き上げて生活する男
    女にたかって生活する男
    女から巧みに援助を得る男
    ヒモ
    つばめ
 異体字
 娈・奱・𡢛・𡤣・𡤨・㜻・𡡗・𠮖
 簡体字
 娈
 䜌𠮖戀欒蠻巒㪻矕鸞
 攣㱍鑾彎曫臠孿𣀵灓
 𨷻
 䜌+α=孌・變(変)
 ↓↑
 𤔔=ノ(へつ)のツのマの冂(国際)のムのヌ
 ↓↑
 「マ」の漢字の意味は?
 「表裏反転の左右上下斜め」の文字・・・
 「マ」⇒「ム」⇒「ワ」⇒「ク」⇒「7」
 「マ」の漢字の意味は?・「左右上下斜め表裏反転」の文字
2019-06-14.html
 ↓↑
2019-06.html
 亂・쯙・𡡗・𤔧・𢿢・𢿳
 𤔲・𤳞・覶・辞・𤕅
 𤔔=治也・幺子相乱、𠬪治之也
   读若乱同・一曰理也
 𤔔=理也
 ↓↑
 𤔧=シ・ジ・ことば・やめる
   辭・𤔲・辞・辝・辤・𦧦
   説(と)く、分かるように順序立てて話す
   説明
   說也(…說者釋也)
   𤔬+辛・猶理辜也
   分かり易く述べる、説明
   その言葉や文章
   挨拶(アイサツ)をして去る
   暇乞(いとまご)いをする
   「辞去(ジキョ)」
   誘いや求めを丁寧に理由を述べて断る
   「辞退(ジタイ)」
 𤔭=𤔔=𤔬𤔦𠧏𠧎𤕍𤔪𠮗𤔒𤔐𢮣𠦸𠭟=舌
   乱れているものを秩序ある状態にする
   治(おさ)める
   ごちゃごちゃしているものを
   すっきりさせる
   舌=口に入れたモノの仕分け
 ↓↑
 舌=千+口・・・吀=口+千=バ
           羊が鳴く・羊の鳴き声
          =哶=口+卝+干
             口+艹+干
          =咩=口+羊=ビ・ミ
             乙咩=おとめ
             比咩=比売=ひめ
        比売大神=比咩神=姫(ひめ)大神 
 舌=千+口
   イ+一+口
   ノ+十+口
   口の中にある器官
   物の味を認識
   咀嚼や発声などの機能器官
 舌(ことば)
 悪舌(アクゼツ)=悪口・暴言・ヘイト
 滑舌(カツゼツ)=発声の滑らかさ
 吃舌(キツゼツ)=どもること・吃人
 口舌・口説(クゼツ)=口喧嘩・言い争い
 口舌(コウゼツ)=話仕方・口先・口振り
 口舌の争い・口舌の爭い・口論
 一口両舌(いっこうりょうぜつ)
  前に話した内容と
  後で話した内容の食い違い
  以前に言ったことを翻し
  平気で異なったコトを言う人
  一つの口に二つの舌がある・・・蛇・它
 箝口結舌(カンコウケツゼツ)
  口を閉じて何も言わないこと
  「箝口・結舌」=何も言わないこと
   箝口令・緘口令
 顔常山舌(ガンジョウザンのシタ)
  辛い処罰を受けても
  君主や国への忠義を貫き通すこと
 「顔常山」=顔杲卿という人物
       唐の顔杲卿は
       反乱軍の安禄山に捕らえられたが
       唐への忠義を曲げず
       安禄山を罵倒したため
       舌を切られたが
       なお罵倒を続けた
 金口木舌(キンコウボクゼツ)
  弁論で人々を指導する人・言論人
  金属の口に
  舌の形をした木製の振り子で
  できた大きな鐘
  古代中国で新しい政令を出すときに
  この鐘を鳴らして人々に知らせていた
 鼓舌揺脣(コゼツヨウシン)
  好き放題に思ったことを喋ること
  「鼓舌」=舌を鳴らして喋ること
  「揺脣」=唇を動かすこと
   捲くし立てるお喋り
  「揺脣鼓舌(揺唇鼓舌)」
 舌先三寸(したさきさんずん)
  口先だけで巧みな弁舌のこと
  口だけで相手をうまくあしらったり
  丸め込んだりすること
 嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる
 陰で舌を出す
 三寸の舌に五尺の身を亡ぼす
 不用意な発言は、身を滅ぼす
 三寸の舌が五尺の体を滅ぼす
 三寸の舌を掉(ふる)う
 大いに弁舌をふるうこと
 舌が肥(こ)える(したがこえる)
 舌が回る
ーーーーー
 naie’s blog
 2019-06-15
 冂=冖(枠・ワ冠・和カンムリ)・・・
 2737日目・文字霊日記
https://naie.hatenablog.com/entry/2019/06/15/144221
  ・・・???・・・
   ↓↑   ↓↑
 「プラトン古事記をカタル(古事記字源)
  +
 (表紙・画像・音楽)」の
  移転先・・・
https://haa98940.wixsite.com/mysite/blog/archive/2016/12
 ↓↑
 ボクの「古事記字源」の発端・・・
https://haa98940.wixsite.com/mysite/blog/archive/2022/10
 ↓↑
 干支歴
http://meisiki.bake-neko.net/keisanBXG4.html
 ↓↑
 追加添文
 「戦争と平和」・・・「モウケの生き方」
https://haa98940.wixsite.com/mysite/single-post/2006%E5%B9%B4%EF%BC%91%EF%BC%91%E6%9C%88%E3%83%BB%E3%83%BB%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%8E%E9%A0%83%E3%83%BB%E3%83%BB%E3%83%BB