ないえごろうブログ

同音異義の探索

佐伯氏が支配の厳島(宮島)・「神に斎く(いつく = 仕える)島」

 文字霊日記・3307日目

 厳(嚴)のカンジ・・・許されない気のゆるみ?
 U大統領以外・・・
 みんな「キ」が「ゆるんでいる」・・・?
 ↓↑
 宮島厳島神社
 広島県廿日市市宮島町1-1
 厳島神社嚴島神社
 式内社名神大社
 安芸国一宮
 旧社格
 官幣中社
 神紋
 「三つ盛り二重亀甲に剣花菱」
 「伊都岐島神社」・・・伊都岐島神社・・・伊都の岐の島?
 とも記された
 全国に約500社ある厳島神社の総本社

 ↓↑
 広島湾に浮かぶ厳島(宮島)の北東部
 弥山(標高535m)北麓に鎮座
 「安芸の宮島
 平清盛により
 海上に立つ大規模な社殿が整えられた
 本殿・拝殿・回廊など6棟が国宝
 14棟が重要文化財
 平家の納めた平家納経
 国宝・重要文化財の工芸品
 ↓↑
 厳島神社の平舞台は日本三舞台の1
 海上に立つ高さ16mの
 大鳥居(重要文化財)は日本三大鳥居の1
 夏に行われる「管絃祭」として知られる

 ↓↑
 祭神
 祭神は3柱
 「宗像三女神」と総称
 ↓↑
 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
 田心姫命(たごりひめのみこと)
 湍津姫命(たぎつひめのみこと)
 ↓↑
 市杵島姫命
 神仏習合時代には仏教の
 女神
 弁才天と習合
 隣接する
 大願寺と一体化して大伽藍を構成

 ↓↑
 創建
 推古天皇元年(593年)
 豪族
 佐伯鞍職
 が社殿造営の神託を受け
 勅許を得て
 御笠浜に
 市杵島姫命を祀る社殿を創建
 「イツクシマ」
 という社名も
 「イチキシマ」
 が転じた・・・説
 ↓↑
 厳島神社の鎮座する
 厳島(宮島)は
 「神に斎く(いつく = 仕える)島」
 古代から島そのものが神として信仰された・・・
 厳島中央の
 弥山(標高535m)山頂には
 巨石が連なり
 山岳信仰の対象
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 弘仁二年(811年)
 名神に預かった
 平安時代中期
 『延喜式神名帳
 「安芸国佐伯郡 伊都伎嶋神社」
 と記載されて名神大社に列した
 安芸国一宮とされた
 神職
 佐伯氏が掌握
 祭神
 市杵島姫命
 が明記されるのは
 『一宮記』以降
 ↓↑
 神仏習合時代
 「厳島女(七面天女)」
 葛飾為斎・画
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 平安時代末期
 神主
 佐伯景弘
 安芸守
 平清盛の結びつきを契機に
 平家一族から崇敬
 仁安三年(1168年)頃
 平清盛
 が社殿を造営
 大規模な社殿が整えられ
 平家一門とともに
 厳島神社も栄え
 平家の氏神となった
 平家滅亡後
 源氏をはじめとして時の権力者の崇敬を受け
 建永二年(1207年)
 貞応二年(1223年)
 の2度の火災で建物の全てを焼失
 現在残る社殿は
 仁治年間(1240年~1243年)
 以降に造営された

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 厳島
 神の住む島として
 禁足地
 鎌倉時代頃までは
 地御前神社(外宮)
 において主な祭祀が行われていた
 鎌倉時代末期~南北朝時代以降
 社人・僧侶が禁を破って住むようになった
 ↓↑
 戦国時代
 社勢は徐々に衰退
 毛利元就
 が
 弘治元年(1555年)
 「厳島の戦い」で勝利
 厳島を含む一帯を支配
 厳島神社を崇敬
 元就は大掛かりな社殿修復
 豊臣秀吉
 も九州遠征の途上で
 厳島神社に参拝
 大経堂(千畳閣)を造営
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 明治維新
 明治新政府が派遣した
 大参事によって社殿が
 「仏式」と判断され
 神仏分離によって社殿の焼却が命じられた(廃仏毀釈
 厳島神社の棚守(宮司)が
 東京の明治新政府に直訴し
 社殿の焼却は免れ
 仏教的と考えられた社殿の彩色がすべて剥がし落とされ
 「白木造」に改められ
 千木と鰹木が新設されるなどの「復古」が行われた
 大経堂(千畳閣)は
 内陣の木鼻を切り落とし
 仏像などを撤去し
 末社「豊国神社」に改め
 社殿の損壊と分離が行われ
 大聖院(別当寺)
 大願寺といった寺院が独立
 ↓↑
 明治四年(1871年
 近代社格制度で
 国幣中社に列し
 明治四十四年(1911年)
 官幣中社に昇格
 明治末
 社殿が国宝に指定
 廃仏毀釈で破壊された部分が
 明治末の
 大修理と
 大正の修理で復旧
 千木と鰹木も撤去
 (明治時代の厳島神社の写真にのみ千木と鰹木が写っている)
 ↓↑
 弘仁二年(811年)7月17日
 名神に預かる (『日本後紀』)
 表記は
 「伊都岐島神」
 文献初見
 天安三年(859年)1月27日
 正五位下から
 従四位下 (『日本三代実録』)
 表記は
 「伊都岐島神」
 貞観九年(867年)10月13日
 従四位上 (『日本三代実録』)
 表記は「伊都岐島神」
 ↓↑
 神紋
 「三つ盛り二重亀甲に剣花菱」
 飛鳥時代
 厳島神社を創建した
 佐伯鞍職
 に始まり、文献に記載のない期間を経て
 平安時代以降は代々
 佐伯氏が世襲
 平安時代末期
 佐伯景弘
 が平家一門と結んで繁栄
 ↓↑
 鎌倉時代
 承久の乱
 後鳥羽上皇側として活動し
 佐伯氏は
 神主家当主の座を降り
 藤原親実
 が新たな厳島神主家となった
 その後
 佐伯氏は厳島神社の神官として活動
 瑞渓周鳳の
 『臥雲日件録』
 1465年(寛正6年)6月18日条
 「日本所謂三大宮司、盖厳島・熱田・富士之三所也」
 とあり
 厳島宮司
 熱田大宮司
 富士大宮司
 と共に日本三大宮司に数えられている
 以後
 藤原氏が戦国時代に滅亡するまで神主家を務めた
 藤原氏滅亡後は
 佐伯氏が復権し現在に至る
 ↓↑
 ・・・ナゼ・・・か?
 客神社 (まろうどじんじゃ)
 祭神
 天忍穂耳命
 天穂日命
 活津彦根
 天津彦根命
 熊野櫲樟日命
 本社同様
 本殿・幣殿・拝殿・祓殿
 からなる
 厳島神社の主要祭典は
 この客神社から始まる・・・渡来系・・・秦、新羅人・・・?
 ↓↑
 厳=⺍+厂+敢=嚴=严
   ⺍+厂+丅+耳+攵
   ⺍+厂+一+丨+耳+攵
 嚴=吅+厂+敢
   口+口+厂+丅+耳+攵
   口+口+厂+一+丨+耳+攵
 严=一+业+ノ
   ゲン
   ゴン
   きびしい
   おごそか
   いかつい
   いかめしい
   きつい
   程度がはげしい
   許されない気のゆるみ
   ↓↑
   亚=一+业=亞=亜(ア・あまねし)
   ア
   つぐ・つぎ・次位・二番目
   あいむこ・姉妹のむこ同士を呼ぶときの呼称
   近い・仲間・同類・たぐい
   ↓↑
   父・父親=厳・・・厳格
   母・母親=慈・・・慈悲・慈愛
       慈=㤵
       慈=兹+心
         玆+心
         䒑+幺+心
         玄+心
         丷+一+幺+心
         亠+幺+心
         ジ
         いつくしむ・かわいがる
         親が子を大事に育てるような
         深い愛情をもって接する
         情け深い・情けをかける
         情=忄+青
           忄+龶+月
           忄+靑
           忄+龶+月(冃)
           忄+龶+円
           忄+亠+土+円
           「龶」は「生」の変化・・・
           ジョウ
           セイ
           なさけ
           おもむき
           こころ
           気持ち。心持ち。
           うそ偽りのないこと。本当のありさ
           物事の実際の様子・実際の姿
           を恋い慕う気持ち
           味わい
           他人を思いやる心
 ↓↑
 慈しむ(いつくしむ)
 慈しむ・愛しむ(うつくしむ)
 恵慈
 慈愛
 慈育
 慈雨
 慈烏(ジウ)
 慈雲
 慈媪・慈媼(ジオウ)
 慈恩・慈恩寺(じおんじ)
 慈海(ジカイ)
 慈誨(ジカイ)
 慈訓(ジクン)・・・字訓
 慈恵・慈惠
 慈倹・慈儉(ジケン)
 慈眼(ジゲン・ジガン)・・・字源
 慈姑(ジコ)
 慈光
 慈孝
 慈旨
 慈膝(ジシツ)
 慈石(ジシャク・ジセキ)
 慈祥(ジショウ)
 慈奨・慈奬(ジショウ)
 慈心
 慈親
 慈恤(ジジュツ)
 慈恕(ジジョ)
 慈仁(ジジン)
 ↓↑
 旱天慈雨(カンテンジウ)
 厳父慈母(ゲンフブジボ)
 慈烏反哺(ジウハンポ)
 慈悲忍辱(ジヒニンニク)
 慈眉善目(ジビゼンモク)
 慈母敗子(ジボハイシン)
 大旱慈雨(タイカンジウ)
 大慈大悲(ダイジダイヒ)
 ↓↑
 嬨=女+慈=シ・ジ・すなお・おとなしい・しとやか
 濨=氵+慈=川の名
 㘂=口+慈=シ・ジ・恥じるさま
 礠=石+慈=ジ・シ・やきもの
       鉄をひきつけたり
       南北を指し示す性質を持つ鉱物・磁性
       焼き物・瀬戸物・堅く焼き上げた陶器
 ↓↑
 䗹=虫+慈=蛓
   虫+茲+心
   虫+兹+心
   虫+玆+心
   虫+艹+幺+心
   虫+䒑+幺+心
   虫+玄+心
   虫+丷+一+幺+心
   虫+亠+幺+心
 ↓↑
 蛙=虫+圭
   ワ・エ・ア・かえる・かわず
   カエル=蛙・無尾目の両生類の総称
   「䖯=鼃=䵷」
   煩(うるさ)いさま・度を越して騒がしいさま
 ↓↑
 蛜=虫+伊
   イ
   𧉅𧊰
   蛜蝛(イイ)
   ワラジムシ=草鞋虫
   ダンゴムシ=団子虫の類
   別名「蜲𧑓(イショ)・鼠婦・鼠𧌈(ソフ)」
   「䗧蛜(コウイ)」
   トンボ=蜻蛉・トンボ目の昆虫
   別名「蜻蛉(セイレイ)」
   「蛜𧌴(イキ)・蛜蜥(イセキ)」
   サソリ(蠍)、サソリ目の動物の総称
 ↓↑
 蛦=虫+夷
   イ
   「螗蛦(トウイ)」
   小形の蝉(セミ科の昆虫)の一種
   別名「螗蜩(トウチョウ)」
   「𧒀蛦(ヘツイ)」
   雉(キジ科の鳥)の一種
   別名「山雞(サンケイ)
   「𧏿蛦(チクイ)」
 ↓↑
 𧊰=伊+虫
   イ
   蛜𧉅
   𧊰蝛(イイ)=ワラジムシ(草鞋虫)
          ダンゴムシ(団子虫)
   別名「蜲𧑓(イショ)・鼠婦・鼠𧌈(ソフ)」
   「䗧𧊰(「コウイ)」
   トンボ(蜻蛉)
   トンボ目の昆虫
   別名「蜻蛉(セイレイ)」
   「𧊰𧌴(イキ)・蛜蜥(イセキ)」
   サソリ蠍、サソリ目の動物の総称
 ↓↑
 𧋟=虫+毎
   ボウ・ム
   䗋
   「蝤𧋟(シュウボウ)」
   ワタリガニ
   ノコギリガザミ属のカニ
   「蝤蛑」
 ↓↑
 蜱=虫+卑
   ヒ・ビ
   𧌠=𧓎
   「蜱蛸(ヒショウ)」
   カマキリ(蟷螂)の
   卵鞘(ランショウ)=多くの卵が塊になっているもの
   「螵蛸(ヒョウショウ)・䗚蟭(ハクショウ)」
   「蜱蟎(ヒマン)」
   ダニ(壁蝨・蜱)
   ダニ目の節足動物
   マダニ(真蜱)科の虫
 ↓↑
 蜲=虫+委
   イ
   「蜲蛇(イイ・イタ)」
   長くくねくねとしたさま・体をくねらせながら進むさま
   「蜲𧑓(イショ)」
   ワラジムシ(草鞋虫)
   ダンゴムシ(団子虫)
   の類
   別名「𧑓𧑓(ショフ)・蛜蝛(イイ)」
     「鼠婦・鼠𧌈(ソフ)」
 ↓↑
 蝅=天+天+虫
   サン・ゾン・かいこ
   蠶蠺䗞䘉𧕽𧖟𧌩𧑯䗝𧉏
   カイコ(蚕)
   カイコガ科カイコガ属の昆虫の幼虫=蚕
 ↓↑
 𧌦=ム+虫+虫
   モウ・ミョウ・ボウ
   あぶ
   蝱=𧕕
   アブ(虻)・ハエ目アブ科の昆虫の総称=虻
   バイモ貝母
   ユリ科バイモ属の草
   咳止めなど薬草として利用される=莔(バイモ)

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エメラルドブルーの謎  (碧き眼の人形伝説)  奈井江 五郎
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 「プラトン古事記をカタル(古事記字源)
  +
 (表紙・画像・音楽)」の移転先・・・

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 ボクの「古事記字源」の発端・・・
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 干支歴
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 追加添文 「戦争と平和」・・・「モウケの生き方」
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 メリキリの - YouTube
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 モモちゃん
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コジキ姫赤い絨毯に乗る(m)
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 古事記と虎関師錬